小児神経・発達外来
小児神経・発達外来では、運動・言葉の遅れ、不随意運動、不登校などの心身症、最も相談が多い発達障害などに対応しています。
小児神経学会専門医である院長と臨床心理士が連携しながら、適切な診断・治療を行います。お子さんと保護者さんが安心して毎日を過ごせるよう、優しい診療を行ってまいります。
少しでも気になることがあれば、お気軽に当院にご相談ください。
※重症心身障害児、低出生体重児の経過フォローに関しては、高次医療機関と連携しながらみていくことも可能です。
心理発達外来について
ひだまりこども診療所では、お子さんの発達相談も受け付けております。
お子さんの発達はもちろん個人差がありますので、他の子と比べて気にしすぎる必要はありませんが、「少し発達が遅い気がする」「子どもへの接し方、叱り方はこれで合っているか不安」「子どもの成長は誰に相談したらいいの?」など、お困りの方は当院にご相談ください。
学校やご家庭での過ごし方を詳しくお聞きし、お子さんや保護者さんにとって最適な対応を一緒に考えさせていただきます。
当院は臨床心理士が在籍し、他職種と連携を取りながら診療を行っていきます。
必要に応じて検査・診断を行ったうえで、カウンセリングや治療のご提案をいたします。
※何回か診察をしたうえで慎重に診断名をつけさせていただきますので、初診のみでの診断はできかねます。
発達に問題があるかも?と感じられたらどんなことでもご相談ください
- 体重・身長が増えにくい
- 離乳食を食べてくれない
- なかなか話さない、言葉が理解できていない
- 話しかけても振り向かない・反応しない
- 笑わない
- 目が合わない
- 強いこだわりがある
- 落ち着きがない
- 気が散りやすい・集中力がない
- コミュニケーションがうまくとれない
- 集団活動が苦手
- 友達と一緒にうまく遊べない
- 切り替えるのが苦手
- 不器用
- 学習面の苦手が顕著に出ている
- 発達障害の可能性があると指摘された
- 学校に行きにくい
- 問題行動、多動、不注意などの治療や相談をしたい
- 発達障害や知的障害の子どものかかりつけ医を見つけたい
- 気軽に受診できる近隣の医院を見つけたい
など
心理発達外来の予約方法と
持ち物
ご予約について
完全予約制となっております。
一度お電話いただき、その際にご予約を取らせていただきます。
お持ちいただくもの
- 母子手帳
- 以前受けた健診の診断結果
- 成績表
- 他院で受けた検査の結果
- その他普段の家庭、園・学校での
生活がわかるもの
心理発達外来の費用(自費の場合)
発達検査 (文書代+診断料含む) |
5,500円〜 |
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カウンセリング | 【子供】3,300円〜 【大人】6,600円〜 |
上記すべて税込表記です。
対応可能な疾患・症状の例
精神運動発達遅滞
全般的に知能や運動発達に遅れがみられる状態です。日常生活で援助・介助が必要になることもあります。
しかし、子どもの精神(知的)・運動発達は、同じ年齢であっても個人差が大きいもので、多くは成長とともに目立たなくなることもあります。
発達障害
生まれつきの脳の働きの違いを原因として、行動や情緒にさまざまな特徴が見られる障害です。
具体的には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、限局性学習症などが挙げられます。
早期に発見して適切なトレーニングに取り組むことが、能力を伸ばし、自尊心を育むことにつながります。
発達性協調運動障害
知的発達に遅れがなく、筋肉・神経・視覚・聴覚にも異常がないにも関わらず、月齢・年齢に対して協調運動がうまくできない状態です。協調運動とは、手と足、目と手など別の器官をまとめて動かす運動のことです。食事や着替えといった日常動作、ハイハイ、ボールを追いながら蹴るといった運動が滑らかにできず、同年代の周りの子どもと比べて不器用に見えることがあります。
不随意運動
不随意運動とは、身体を突っ張らせる・ねじる、おどるように身体を振る、手足を大きく振り回すなど本人の意思と関係なく起こる異常な運動のことを指します。
不登校
不登校の場合、原因を様々な観点から考えるとともに、お子さんの現時点での考えや思いを汲み取とって環境を整えていきます。今後のことを考えると社会の中で生きていった方が良いと考えますが、焦らずにじっくりと時間をかけて取り組んでいくように心がけています。
小児神経外来・発達外来Q&A
なんとなく、周りの子と違う気がします。受診しなければという気持ちがありますが、発達障害と診断されることに不安があります。
近年、発達障害という言葉が身近で使われるようになり、もしかして…と心配になってしまいますよね。ただ、初診ですぐに診断がつくわけではありません。まずは「ちょっと心配ごとがあるので相談しに行く」というお気持ちでお越しください。その上で、今後のことを一緒に話し合っていきましょう。
子どもが不登校です。人前で喋ることがうまくなく、発達障害が心配です。
当院では、ただ診断・治療をするというのではなく、お子さんができる限り生きづらさを感じないよう、医師と臨床心理士が保護者さんと話し合いながらサポートさせていただきます。どうぞ、安心してご相談ください。
不登校の子どもについて、「愛情が足りないのでは?」と知人に言われてしまいました。
愛情が足りている・足りていないという判断は、誰にもできませんし、愛情が足りないから不登校になるわけではないため、ご自身を責めないでくださいね。不登校の原因を少しずつ探りながら、お子さんが今後、不安やストレスにどう対処していくのか、医師・臨床心理士が最大限サポートいたしますので、まずは一度ご相談ください。