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子どもの頭痛

子どもの頭痛…
受診の目安は?

すぐに受診した方がよい
ケース

すぐに受診した方がよいケース

子どもに下記のような症状が見られる場合はすぐに受診しましょう。

  • 発熱を伴っている
  • 首の動きが固く、動かない
  • けいれんを起こしている
  • 吐き気や嘔吐が見られる

早めの受診をおすすめするケース

  • 頻繁に頭痛を訴える
  • 元気がない
  • 食欲がない
  • 機嫌が悪い
  • 好きな遊びをしない

頭痛は、周りからもわかりにくい症状です。特に小さな子どもは、頭痛があることを言葉で伝えることができません。保護者さんは、上記のようなお子さんの「様子の変化」を注意して見てあげましょう。

子どもの頭痛の対処法

ご自宅でお子さんが頭痛を訴える場合には、痛む部位を確認しましょう。

片頭痛が疑われる場合
(頭の片側がズキズキとした痛みが多い)

静かな部屋で安静にしてください。アセトアミノフェン、イブプロフェンなどの痛み止めも有効です。
また、不規則な生活、睡眠不足、ストレスなど思い当たる原因があれば、その改善も必要です。

緊張型頭痛が疑われる場合
(後頭部がしめつけられるようなズーンとした痛みが多い)

緊張型頭痛は、身体を軽く動かす、入浴をして首・肩を温めることで改善が期待できます。
テレビ、スマホ、パソコンなどは見ないようにしましょう。症状が改善してからも、長時間使用は控え、就寝前の2時間はできるだけ見ない・触らないといった対策が必要です。

子どもの頭痛の原因は?

子どもの頭痛の多くは、「一次性頭痛」です。片頭痛、緊張型頭痛などが原因として考えられます。
対する「二次性頭痛」の原因には、脳腫瘍、1型糖尿病、甲状腺疾患などの病気が挙げられます。なお風邪をひいた時に起こる頭痛は一時的なものですので、基本的に経過観察で問題ありません。

子どもの頭痛Q&A

子どもの頭痛に、カロナールは有効ですか?

はい、有効です。カロナール(アセトアミノフェン)は、子どもの頭痛の場合に処方する薬です。片頭痛に対して使用する場合、できるだけ早く飲むことが大切になります。

発熱と頭痛がある場合、疑われるのは風邪になりますか?

多くの場合は風邪で適切な治療を行えば、多くは数日以内に回復しますので、当院にご相談ください。なお、高熱と頭痛に加えて意識障害がある場合、髄膜炎などが疑われるため、すぐに病院を受診してください。

子どもが後頭部を痛がっています。原因はなんでしょうか?

多くは緊張型頭痛です。ただし、子どもの場合は痛む位置がはっきりしない、言葉でうまく伝えられないこともあるため、片頭痛や二次性頭痛(何らかの病気を原因として起こる頭痛)の可能性も考えて診察させていただきます。